大峯千日回峰行 雑誌、山と渓谷2016年3月号読んで
奈良県吉野山にある金峯山寺、蔵王堂から山上ヶ岳山頂に位置する大嶺寺までの山道の復路約48km(標高差1350m)を年間4ヶ月、そしてそれを9年間!!続けて1000日歩くと言うとんでもない修行があるそうです。金峰寺1300年に及ぶ歴史の中、僅かに2人の修行僧のみが満行を達成・・・・と言いますか、それを成し遂げた方が居るというのが驚愕すべき事実です。個人的には1回であればおそらく、当然楽ではありませんがクリアできるレベルでしょう。でもそれを1000日繰り返すなんて考えただけでといいますか、一体どういう”頭を”されているのか?!もう想像も出来ません。またどうやってモチベーションをキープできたのか?!残念ながら記事ではその辺のことはそれほど深く語られていませんでした。結局悟りを開かれたのでしょうかね・・・
午後11時半に起床。滝に打たれた後午前零時半から死出装束を身にまとい地下足袋を履いて登山開始。道中、携帯可能な食べ物はおにぎり2個と500mlの水のみ。山頂には午前8時半頃到着し、午後3時半に寺に戻ると言う過酷な一日を繰り返す。
一月もすると栄養失調になって爪が割れて血尿が出たそうです・・・・そりゃそうですよね! 腰、膝と体中が悲鳴を上げるが、痛いまま修行を続行すること約一月半、なんと徐々に自然治癒が働いて治ってしまったらしいです!!!! 食料に関してもその限られた量に慣れるようです。そして力まず姿勢を正して歩くと呼吸が自然に整い、無心で歩けることを発見されたようです。その状態では集中力が高まり5mぐらい先を見ていても足元まではっきり見える感覚を得られるとか。 雑念を感じた時は立ち止まって姿勢を見直すらしいのですが、そう言うときに限って猫背になっていたそうです。頭が一定の高さに保てる歩き方が出来るようになると疲れにくくなるそうですがぁ・・・・
とてもではないですが、まねは出来ません。でもそこには色々なヒントがあるようにおもいました。今週末、姿勢を意識して山を歩いて見ようかなと。でも、スイーツは外せません!!!