JUGEMテーマ:ガーデニング
アーモンドと桃は近縁種で中央アジアに生まれて進化したそうです。
桃は東に向かって湿気のある低地に適応して、アーモンドは西に向かって乾燥した丘陵地に適応したそうです(すごい大雑把!)。
双方の外観、花も似ているが、実は異なる。桃はふっくらした実に食べられない種(子の種、子供のころ無理やり食べたような気がしますが・・・しかも毒ですよね)、そしてアーモンドは食べれる種の周りに革のような外皮を持っている。
*桃の種は毒性のあるアミグダリンを含んでいます。加熱されていない仁や、未熟な果実に含まれており、桃仁の場合1.5%ほどの量を含んでいるそうです。なので食べるとしても1,2個にした方がよさげですね〜。
およそ6000年前からアーモンドは主にトルコ、ヨルダン、シリア、イスラエル、イラン、イラクで栽培されたようで、暑く乾燥した夏とひんやりしと湿った冬が必要なため栽培地域は限られる。日本では雨季があるため容易では無いそうで、実際自分も去年梅雨の時期に根腐れ寸前まで追いやってしまい、葉っぱをすべて落とすと言うかわいそうな状況に追い詰めてしまいました・・・ご、ごめんなさい! が、植え替えによりなんとか復活。今年はかわいい花をまた見せてくれた上に小数ながら実も拝ませてくれました。
花の受粉には昆虫(ミツバチ)が、それも商業目的であればかなり大量に必要らしい。桃やリンゴだと摘花が必要だが、アーモンドは実では無く種を食べるので摘花は必要ないらしい・…(思いっきり摘花してますがな!)実がなり過ぎには問題なしで、しかもどちらかと言うと小粒の方がいいために、普通はそのままにしておくらしい・・・あぁ・・・なんしてんねんです。
さて、アーモンドは所謂自家不和合で、同じ木に咲いている花同士では実が生らないし、他の木でも同じ遺伝子だとダメらしい面倒なヤツです。と言うことで他の品種のアーモンドが必要なはずなんですが、何故か家では実が出来たのです。うーん。これって桜とか桃に反応したのでしょうか?!全く分かりません。 多くの生産者は実を収穫したい種類の木を3列に植えその隣に別の品種を一列植えると言う方法を行うらしいですね。
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栄養素:From wikipedia
食品の中でもビタミンEが最も多く(含有100グラム中約30ミリ・グラム)含まれている。ビタミンEは活性酸素による体細胞や血管の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、老化の予防やAGEsの排出に役立つ。悪玉コレステロールの酸化を抑制し、過酸化脂質の生成を防ぎ、心臓病や糖尿病の予防に役立つ。他に亜鉛、マグネシウム、カリウム、鉄などを多く含んでいる。
また、豊富な不溶性食物繊維を含み、腸の働きを活発にして整腸を促す。有害物質やコレステロールを吸収し抑制する作用がある。脂質の約7割は、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸で、善玉コレステロールを維持し悪玉コレステロールを制御し酸化させない働きがあるポリフェノールを多く含んでいる。その効用は紀元前から認められており旧約聖書の中にも記述されている。
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植物を育てると言う行為はほんまに色々勉強になりますね。 (^^)